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7.272017
1日で使いきるブラインシュリンプ孵化器
先日、皿式ブラインシュリンプを製作しご紹介させていただきました。
皿として使用したケースはの大きさは、幅15.5cm×奥行き10.4cm×高さ5.4cm。
その皿式孵化器はこちら ⇒⇒⇒
皿式孵化器での孵化の状況はこちら ⇒⇒⇒
しかし現在私がブラインシュリンプを与えている稚魚は、コリドラス・ステルバイと
メダカの稚魚だけなので、少し大きすぎました。
孵化皿が大きすぎたためか?孵化さすブラインシュリンプの量が少ないのか?分かりませんが
孵化したブラインシュリンプは懐中電灯などで集めても、どうしてもスポイトで吸い切れず残ってしまい、
残ったブラインシュリンプは、流してしまわないといけない状態が続いていました。
そして1日で使い切れる容器が無いかと探していたところ、100円ショップで上の写真の容器を
見つけましたので、こちらで孵化させてみることに...
すると、なかなかいい具合のブラインシュリンプの孵化器となりましたので今回紹介させていいただきます。
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今回の皿(容器)
さきほども写真を載せましたが、今回購入してきた皿として使用する容器は
100円ショップで4個1パックで売っていた、タッパーウェアのような容器です。
大きさは(カーブしているのでおおよそで)幅8.5×奥行き6×高さ2.5cm程度の容器で
手の平に乗るぐらいの大きさです。
皿(容器)を製作
前回は上の写真のように、ケース側面に黒いシール(バックスクリーンの余り)を貼って
孵化器としました。
しかし今回は容器も小さいし、孵化したブラインシュリンプを1日で使いきる目的なので
黒いシールは貼らず、そのまま使用しようと思います。
ただ、ブラインシュリンプが孵化しスポイトで吸いとる時に、卵の殻を一緒に吸い込まないための
仕切りの割り箸はセットします。
この方法についてはこちらで説明させていただいていますが、ほとんど卵の殻を吸いこまず
孵化したブラインシュリンプだけを採取することができ、重宝します。
容器の製作の詳細は前回と同じなので割愛させていただきますが、容器はこれで完成です。
前回の製作風景 ⇒⇒⇒
ブラインシュリンプの卵の量
では早速、ブラインシュリンプの孵化の準備を行います。
割り箸をセッティングした容器に「塩水」を張ります。
塩水は水1Lに対し20gの塩を溶かした塩水です。
容器に注ぐ塩水の量は、割り箸が浸かりきらないギリギリの量ぐらいにしています。
上の写真では水の量が見にくいですが、拡大して見てください。
そして上の写真に写っているスプーンを使用して、ブラインシュリンプの卵を掬います。
このスプーンは下記の画像にある「ニチドウ 殻無ブラインシュリンプ」を購入した時に
付属されていたスプーンです。
ニチドウ 殻無ブラインシュリンプ | |
出典:チャーム楽天市場店販売ページより |
私がブラインシュリンプを与えている稚魚達の匹数だと、このスプーンの大きさで
すり切り1杯ぐらいがちょうどいい感じです。スプーンの大きさは人差し指より少し小さめの大きさ。
ちなみに現在いる稚魚は、コリドラス・ステルバイが20数匹、メダカが100匹ぐらいです。
ですので、上の写真のように掬ったぐらいがちょうどいい量です。
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孵化したブラインシュリンプ
掬ったブラインシュリンプの卵を割り箸で仕切られた容器に投入です。
あとは24時間待つだけ。
そして孵化したあとの孵化器の様子が上の写真です。
写真、割り箸で仕切った左側が孵化したブラインシュリンプで、右側が卵の殻です。
割り箸で仕切ることで、スポイトで吸い取りたくない卵の殻は投入した時と同じように
ほとんど右側に集まってくれています。
ブラインシュリンプに接近して撮影してみると、多少殻が左側に入ってきていますが
邪魔になるような量ではありません。うまく孵化し、分離されています。
孵化したブラインシュリンプを集めます。
以前はLED懐中電灯を使用して集めていましたが、最近はスマホのライトで集めています。
容器の端にスマホを置いて、数分すれば集まってきます。
※スマホを容器の端に置くとき、容器がひっくり返らないように気を付けてくださいね。
そして光に集まってきたブラインシュリンプを、上の写真のスポイトで吸い取ります。
このスポイトは文具店で売っていた、習字の時などに使用するスポイトです。
容器も小さいので、スポイトも小さめのものを使用しています。(全長9.8cmぐらい)
そして吸い取ったブラインシュリンプは、上の写真の茶こしを使用して塩水と分離します。
茶こしの下にはコップを置いて、塩水を受けるようにしています。
ただ私の持っていた(自宅にあった)茶こしは目が荒かったので、油こし紙も敷いて使っています。
実際にブラインシュリンプを吸い取って濾してみると、上の写真のような状態になります。
吸い取り濾したブラインシュリンプには、多少塩水も付着していると思われますので
飼育水をスポイトで吸い取り、洗う感じでブラインシュリンプにかけます。
そして茶こしの上に敷いている油こし紙を茶こしから外し、油こし紙ごと水槽へチャポンと浸け
ブラインシュリンプを与えます。
あとは茶こしやコップなどをサッと洗い、油こし紙も洗えば数十回は使用できますので
もう一度茶こしの上にセッティングし、次のエサの時間まで置いています。
これならあまり手が汚れることもありませんし、少量のブラインシュリンプを与えるなら
簡単に孵化させたほうが楽かな~と思っています。
1日で使いきる量なので
孵化器の話から、ブラインシュリンプの誕生と与え方まで書いてみましたが
最後にこの孵化方法のメリットとデメリットを書いてみたいと思います。
小さい容器で孵化さすブラインシュリンプのメリットは
- 少数の稚魚だったら1日で使い切れるので無駄がない
- 小さい容器なので使い終わったあとの片付けが楽
- 少ない量のブラインシュリンプでも容器が小さいので吸い取りやすい
一方デメリットかな?と思う点は
- 2つの容器を用意し、取り替えで毎日孵化をさせなければいけない
デメリットは実際にこの方法を採っていて1点だけかなと思っています。
稚魚達には1日に3回(2回の日もある)、ブラインシュリンプを与えていますが
孵化したブラインシュリンプを無駄なく使用できるこの方法が現在お気に入りです。
一度、お試しあれ!
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