BLOG
2.262019
最近よく作っているプラスチック植木鉢
植木鉢と呼べるのか?呼んでいいのか?ちょっと無理がありますが
水草を植える植木鉢のお話です。
最近、水草を植える時は底床に直接植えるのではなく、100均で売っているプラスチックケースに加工を施し
そのプラスチックケースにソイルを敷き、植木鉢のように使っています。
そんな植木鉢の作り方のレポートです。
スポンサーリンク
なぜプラケース植木鉢に植えるのか?
なぜプラスチックケースに植えるのか?と言われると下記のような理由からなのです。
今までの水槽ではほとんど底床に直接水草を植えてきました。
しかし、水槽内の掃除をする時にいつも悩まされることがありました。
それは水草が邪魔で掃除がやりにくい~
掃除だけならともかく、生体が死んでしまっている時なども密集した水草の中に
入り込んでいたら見つけるのも大変です。
熱帯魚やメダカなら水草が密集していてもまだ見つけやすいですが、シュリンプなどになると
分からないこともしばしばあります。
リセットする時などに、こんなところに死骸があった...なんてこともありました。
また水草を植え替える時なども悩まされることがあります。
水草を植えかえようと抜いたとき、ソイルなどが一緒に付いてきて巻き上がり
水槽内を一気に汚してくれます。
これに関しては一時的なもので1~2時間もあれば落ち着いてくれますが、
巻き上がったソイルの粉がいろいろなところに溜まってしまうこともあります。
それから私が苦手とするトリミングの際も、底床に直接植えていると
やりにくいことがあります。
さらにレイアウト変更をする時には水草を抜くのも大変。
ソイルは撒き上がるし、抜いた水草が水面を覆い尽くし選別も面倒だと感じます。
その他にもいろいろと感じるところはありますが、上記に挙げたような内容が主で
簡単に水草を育成する方法は無いかと思っていたところ、今回のプラスチックケースで
製作した植木鉢を使ってみることを思い付いたのです。
プラスチックケース植木鉢のメリット・デメリット
プラスチックケース植木鉢の製作をご紹介する前に、私が感じたプラケース植木鉢の
メリット・デメリットを書き出してみたいと思います。
まずメリットとして感じたのは...
- 植栽する時、水槽の外で出来るので位置を定めやすい。
- トリミングが水槽の外で出来るので切る水草を間違えにくい。
- レイアウトを変える時の移動が楽!
- コケが生えた時、ヤマトヌマエビ水槽に移動し掃除してもらえる。
- プラケースごと移動できるので水槽内の掃除が楽!
次にデメリットとして感じたのは...
- プラケースにコケが生えてくるので曇った感じのプラケースになる。
- プラケース底面は水が通るように穴をあけているので、そこから水草の根が出る。
- 小さなプラケースなので、水草の広がりはその一角だけとなる。
- ランナータイプの水草は植えられない。
最後に、分からない点...
- 小さなプラケースなので、水草の生長に影響が出るのか?
- 水質などの影響は?
- 見た目としてはどうなのか?
私が感じたメリット・デメリット・分からない点は上記のようなところです。
植える水草の種類にもよりますが、ロタラは全般的に成長はいい感じです。
あとラージパールグラスもよく育ってくれています。
有茎草は小さなプラケースでも大丈夫なのかな?そんな気がしています。
デメリットのコケについては、底床に地下植えでも同じことが起こるので
マメに掃除するしかないと思っています。
またプラケースの底から根が出てくることは、定期的に根を切ってやるしか
ないのかなぁと思っています。
ある程度水草の種類に制限が出るかもしれませんが、少しの間プラケース
植木鉢の育成を続けてみたいと思っています。
プラケース植木鉢の作り方
あまり参考になるかどうか分かりませんが、私が作成したプラケース植木鉢の作り方をご紹介します。
購入してきたプラスチックケースは100円ショップのセリアに売っている縦長のプラケースです。
大きさは6×6.7×10cmのプラスチックケースです。
それと穴をあける目印を付ける時に使用する鉢底ネットも使用します。
まずはプラスチックケースの底面に合わせ、鉢底ネットをカットします。
鉢底ネットはハサミで切れます。
鉢底ネットをプラスチックケースの底面に合わせ、マジックで穴をあける位置に印を付けていきます。
上の写真がマジックで穴をあける位置に印を付けたあとです。
私は出来る限り多くの穴をあけるように考え、鉢底ネットを1個飛ばし間隔で印を付けました。
途中1個飛ばしの数が合わなくなってきましたので、その部分は空けておいて
鉢底ネット外してからフリーハンドで印を付けました。
マジックで付けた印のところに3mmの穴をあけていきます。
プラスチックに穴をあけるのでたくさんのキリ粉が出ます。
さて次はプラスチックケースが少し長いので切断を行います。
切断する部分はプラスチックケースにデザインされている格子と格子の間の部分で切っています。
格子と格子の間には一本のラインが入っていますので、切断するときの定規にもなってくれますし、
底から格子を数え5つ目のライン、この部分で切断すると約4cmの高さになりますので、ソイルを敷いても
ちょうど良い高さの植木鉢になってくれると想定してその部分を切断しようと思います。
切断する前にもうひと手間かけています。
格子と格子の間のライン部分に、私は1.5mmの細いキリがあったので、そのキリを使用し
たくさんの穴をあけておきました。(上の写真はプラスチックケース内側から見ています。)
なぜ細いキリを使ってたくさんの穴をあけたかと言うと、私はプラスチックケースを切断する際、
上の写真のようにハンドソーを使用して切断しますが、プラスチック素材はハンドソーを動かす
摩擦熱で微妙に溶け、その溶けたプラスチック材がハンドソーの刃先にまとわりつき切れにくくなります。
切れにくくなるとハンドソーを素材から外し刃先の掃除を何度もしながら切っていかなければならないため、
作業の手が止まり面倒くさいのです。
穴をあけていても多少は刃先の掃除をすることもありますが、穴があるとないとでは雲泥の差があります。
ですので出来る限りたくさんの穴をあけておきます。
ちなみにこのプラスチックケースは、格子の入った面と格子のないクリアな面があるのですが、
格子の入った面だけ穴をあけています。格子のないクリアな部分は格子のある部分より素材が薄いので
穴をあけておかなくてもハンドソーが通りやすかったです。
そして上の写真のように切断が完了しました。
ハンドソーを使って切断をするといつも上の写真の赤線のように切れてしまっています。
頑張っても、頑張っても真直ぐには切れません。
原因として考えられるのは、プラスチックケースを半分ほど切ったら反対側から残りの半分を切っています。
そのせいなのか?手ノコのブレからくる歪みなのか?ハンドソーが柔らかいからなのか?何かは分かりませんが、
過去にプラスチックケースを何度も切断してきましたがいつもへんてこな切り口になってしまいます。(笑)
今回もいつものごとく真直ぐには切れていませんので、ヤスリを使用して切り口を整えていきます。
プラスチック素材ですのでヤスリでガリガリと削ると綺麗に整えられます。
ひと手間かけなければいけませんが、素材自体が柔らかいのでさほど力も要りません。
そして今回は4つのプラスチックケース植木鉢を作成しました。
穴をあける数も多く面倒な作業と感じられるかもしれませんが、素材が柔らかいので結構短時間で終わります。
完成後はソイルを敷いて
完成したプラスチックケース植木鉢にソイルを敷きます。
プラスチックケース植木鉢の底面の穴は3mmと大きくはありませんので、
鉢底ネットなどは敷かずダイレクトにソイルを敷いていきます。
今回敷いたソイルはADAアマゾニアソイルとJUNプラチナソイルスーパーパウダーを半々にして敷いています。
アマゾニアソイルを先に敷き3mmのあけた穴を塞ぐようにし、その上にプラチナソイルを被せています。
現在はまだ何も水草は植えていません。
立ち上がりを待っている水槽の中でバクテリアが定着してくれる事を願って置いています。
もう少しすればこの水槽も稼働を始める予定ですので、それまでには植える水草を決めたいと思います。
またロタラになるかな??でも少し成長に時間のかかる水草を植えてみたいとも思っています。
関連記事
スポンサーリンク
スポンサーリンク