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2.212019
サテライトLでシュリンプ水槽【前編】
水槽の空きが無い...
まだ何を導入するか決めていなかった30cmキューブ水槽[4]に、
導入してみたいシュリンプを発見してしまいました。
インドゼブラシュリンプ | |
出典:アットウェル楽天市場店販売ページより |
その名は「インドゼブラシュリンプ」、楽天市場のアットウェルさんで販売されていました。
私は見たことのなかったシュリンプでしたので購入したいと思ったのですが
30cmキューブ水槽[4]は、立ち上がりを待っている時期なので空き水槽が無い!
でも楽天市場で見かけ、時期が来て購入しようとショップへ行ってみると「売り切れ~」と
なっていることをシュリンプだけではありませんが、今まで何度も経験しました。
写真で見るとすごく興味の湧くシュリンプでしたので、時期が来たときに売り切れになっている!
なんてことはなんとか避けたい。
しかし飼育できる水槽の空きもない...
そして、何か飼育できる方法がないかと考えたとき、ふと目に入ったのがスドー「サテライトL」でした。
「これだ!」と思い、すぐにセットしようと眠っていたサテライトLを手に取ったのですが、
サテライトの基本システムだけでは何かが足りない気がします。
その何かは、ズバリ「濾過装置!」
やっぱり少しの間とは言え、シュリンプを飼育するなら濾過装置は入れておきたいと思ってしまいます。
サテライトLに設置出来そうな濾過装置を考えると、底面フィルターか小型のスポンジフィルター
ではないでしょうか?どちらも効果を発揮してくれるとは思いますが、ソイルも敷きたいと思いますので
今回は底面フィルターを設置することにしました。
いろいろな方がサテライトに設置する底面フィルターを使った濾過装置の紹介をされていますが、
以前私もサテライトLに底面フィルターを設置したことがありました。
その時はニッソーバイオフィルターミニを使ってサテライトLに設置しましたが、
バイオフィルターミニはサテライトLには少し大きく改造が必要となりました。
もう少しほどよい大きさの底面フィルターはないかと、持っている底面フィルターを漁ると
GEXマルチベースフィルターが少しの改造で設置できそうな感じでしたので、
今回はGEXマルチベースフィルターを使用して、底面フィルターを設置してみたいと思います。
それでは底面フィルターの改造風景をご覧ください。
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用意したもの
サテライトLに底面フィルターを敷くために用意したものは下記のものです。
サテライトL | |
GEX マルチベースフィルターL 60cm水槽用底面フィルター | |
出典:チャーム楽天市場店販売ページより |
主軸用品はスドーサテライトLとGEXマルチベースフィルターとなりますが、
その他に底面フィルターに使用するエアチューブやエアストーンを用意しています。
マルチベースフィルターをカットする際は、カッターナイフとハサミでカットしました。
まずはGEXマルチベースフィルター2枚をサテライトLに敷いていきたいと思います。
底面フィルターの改造風景
上の写真で見ていただいた通り、GEXマルチベースフィルターの1枚の大きさが
幅7×長さ14cmで2枚をつなぐと長さ28cmとなります。
そしてサテライトLの横幅(長さ)は約26cmですので当然2枚は入れることが出来ません。
サテライトLの水量(容積)は2Lですので1枚のベースフィルターでもいいのかもしれませんが、
ソイルの関係上なんとなくサテライトL全面に敷いておきたくなります。
ですのでGEXマルチベースフィルターの余った部分は切断して、2枚のベースフィルターを
敷いてみたいと思います。
まずは1枚目のマルチベースフィルターをサテライトLの中に落としてみます。
なんとなくピッタリはまりそうな感じですが、サテライトLのパラレルアジャスターと呼ばれる
穴の出っ張りに、マルチベースフィルターが干渉します。
拡大してみると上の写真1枚目のような状態です。
ここの部分はやはりカットしなければ収まりませんので、カッターナイフを使ってカットします。
カットした後の写真が上の写真となります。
マルチベースフィルターの柱4本分をカットしました。
これで1枚目のベースフィルターが入るようになりましたので2枚目のベースフィルターを加工します。
2枚目のマルチベースフィルターは先ず長さをカットしてやらなければなりません。
ざっくりとサテライトLに当ててみると上の写真のような状態です。
上の写真、赤い線の辺りでカットしないと入らない感じです。
※参考として:一応カットし終えた2枚の全長を測ってみると約24.5cm程度となっていました。
こちらもカッターナイフを使用してカットしました。
少し斜めになってしまいましたが、これで長さは入るようになりました。
長さは入ってくれるようになりましたが、やはり上の写真のように2個目のパラレルアジャスターの
出っ張りに干渉します。
こちらも最初の部分と同じようにカットします。
この部分もカッターナイフでカットしましたが、厚みのある柱の部分のカットは結構硬かったです。
そしてカットが完成した底面フィルターGEXマルチベースフィルターが上の写真です。
これでパラレルアジャスターとの干渉もなく、サテライトLの中に沈めることが出来ました。
カットして残ったマルチベースフィルターを捨てかけたのですが、手に取った時に思い付きました。
上の写真の赤枠部分、この部分が支えるものが無く指で押すと少し不安定な状態です。
マルチベースフィルターの上に厚くソイルを敷くわけではありませんので、このカットした状態のままでも
問題ないとは思いますが、不安定な状態より少しでも強度があったほうがいいのではないか?
そう考えたとき、余ったマルチベースフィルターを使用することを思い付きました。
余ったマルチベースフィルターを上の写真のようにカットしてみました。
両サイドの枠部分、接続するときの凸部分、網目の部分2箇所です。
そして上の写真のように、はめ込んで使用するようにしてみました。
少し斜めにはなりますがなんとか上手くはまってくれます。
サテライトLの中にセットしてみると不安定さも解消し、ソイルを敷くと見た目も分からなくなりそうな感じです。
上から撮影した写真とサテライトLの外から撮影した写真を載せていますが、違和感もあまり感じられないと思います。
これで全ての作業が完了しました。
完成した底面フィルター加工写真をご覧ください。
上の写真はサテライトLを上から撮影しています。
上の写真はパラレルアジャスターの突起部分の干渉を無くすため、マルチベースフィルターをカットした部分です。
カットした部分の隙間が大きいような気がして、ソイルが落ち込まないか少し不安に思いましたが、
結果的にソイルは落ち込むことなく底面フィルターの上に敷くことが出来ています。
底面フィルター吐出部分の組み立て(一部加工)
さて次は底面フィルターの吐出部分の組み立てを行っていきます。
一部加工と記載しましたが、加工したのはメインパイプの切断だけです。
吐出部の組み立てに使用する部品は、上の写真の吐出口、メインパイプ、
パイプホルダー、ジョイント4点です。
通常はメインパイプにホルダーを接続しスライドパイプを挿し込み吐出口を接続しますが
今回は少し違った方法で接続します。
通常の接続方法はGEX公式サイト⇒⇒⇒で接続方法をご覧ください。
先ほども書きましたようにメインパイプを上の写真のように約2.7cmに切断します。
私はメインパイプの切断にはパイプカッターという工具を使用しています。
詳しくはこちら⇒⇒⇒をご覧ください。
当然ですがマルチベースフィルターに付属されているメインパイプは長いものが付属されています。
サテライトLの高さ約12cmのところに底面フィルターを設置しますので、メインパイプは切断が
必要となってきます。
そしてなぜ約2.7cmに切断したかと言うと、吐出口の高さとサテライトL内の飼育水の水位が
ちょうど良い位置になるからです。
私が目指している吐出口の高さとサテライトL内の飼育水の水位の高さは、吐出口から出てくる飼育水が
水面を波立たせる位の位置、吐出口がその位置になるようにするにはメインパイプを約2.7cmに切断するのが
計測した時に一番いいと判断したからです。
飼育水の水面を波立たせるのは、空気中の酸素の供給がたくさんできると何かで読んだことがあります。
それ以来底面フィルターの吐出口位置は水面を波立たせる位の位置にセットするようにしています。
話しを戻しまして組み立ての写真をご覧ください。
上の写真はパイプホルダーに約2.7cmに切断したメインパイプを接続します。
そして通常メインパイプにはスライドパイプを接続しますが、マルチベースフィルター付属でゴム製の
ジョイントをメインパイプに接続します。
付属されているゴム製のジョイントは通常、外掛けフィルターや外部フィルターと接続するときに
使用するように付属されているようですが、この部品が吐出口とピッタリ接続できるんです。
上の写真のように付属部品のゴム製のジョイントに吐出口を接続します。
ピッタリと接続されていますでしょ!
ここで少し不思議に思われることがあるかもしれません。
上の写真のように接続するならメインパイプをわざわざ切断せずに、ゴム製のジョイントを
パイプホルダーに直接、接続すればいいのではないか?という疑問。
私もメインパイプを切断せずに直接パイプホルダーに接続できないかと試みましたが、
パイプホルダーにゴム製のジョイントは接続出来ないこともないですが、はめ込みにくいのです。
それとゴム製のジョイントを直接パイプホルダーに接続すると、吐出口の高さが変わり
私の求めている水面を波立たせる高さにはなってくれないのです。
このような理由から直接パイプホルダーにゴム製のジョイントは接続せず、少々面倒ではありますが
メインパイプを一旦かえしてゴム製のジョイントを接続するようにしました。
そしてGEXマルチベースフィルターを使用して出来あがった、サテライトL用底面フィルターが
上の写真となります。
現状合わせで目安でカットしていきましたが、なんとか上手く敷くことができました。
底面フィルターを敷き終えましたがソイルを敷く作業などが残っています。
このページも長くなってきましたので【後編】にリンクさせていただきます。
興味がございましたら下記のリンクよりご覧ください。
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