- Home
- 水槽用品, スポンジフィルター, スポンジフィルター, 自作品・改造品
- LSS研究所スポンジフィルターLS-30S音軽減改造
BLOG
4.292018
LSS研究所スポンジフィルターLS-30S音軽減改造
ブラック(黒白)ビーシュリンプ水槽の立ち上げの前に
気になりだすと吐出音が少々うるさい、LSS研究所スポンジ
フィルターLS-30Sの音を軽減するために改造を行いました。
まずはこちら、純正のままのスポンジフィルターLS-30Sの音を
10秒ほどの動画ですがお聞きください。
純正のままだと泡も大きく、少し音が気になりませんか?
エアーポンプでの酸素供給やフィルター動作では、どうしても音を
消し去ることはできませんが、少しでも音が小さくなるならと思い
今回スポンジフィルターLS30-Sの改造を行ってみました。
改造に際し、サイト「漆えび論文」様の下記ページを参考にさせていただきました。
レッドビーシュリンプ水槽用にLSSスポンジフィルターを改造!! エアストーン設置
では改造開始!
スポンサーリンク
スポンサーリンク
LS-30Sはこんなフィルター
LSS研究所 スポンジフィルター LS-30S | |
出典:チャーム楽天市場店販売ページより |
LSS研究所のスポンジフィルターLS-30Sはどのような
フィルターか、写真と一緒にご覧ください
外箱は上の写真のような箱で、開けてみると本体と短いパイプが入っています。
各部分の大きさは
- 全体の大きさ(パイプ未装着):高さ約9.4cm
- 全体の大きさ(パイプ装着):高さ約16cm
- スポンジの大きさ:幅約8.3cm×高さ約5cm
- パイプの長さ:約7cm
以上のような大きさです。
使用方法は、水槽環境などに応じてパイプ部分を装着する、しないは出てきますが
写真の赤丸部分にエアチューブを差し込み、エアレーションをするだけです。
では本題の改造
前置きが長くなりましたが、本題の改造を行っていきます。
改造の内容は、
SL-30Sではエアレーションする部分に、細い穴のあいた棒状の
パイプが組み込まれていますが、エアを送ると出てくる泡が大きく、
吐出されてくる時の音が必然的に大きくなってしまいます。
ですので、そのエアが出てくる細いパイプ部分を、目の細かい
エアストーンが装着できるように改造するといったものです。
スポンジの部分を台座から外し、スポンジ上部のフタを外します。
フタは回すのではなく取る感じです。最初は少し硬いかもしれません。
スポンジも外し、下部のフタも外します。
上の写真のように分解が出来ますので全てを外してください。
分解が終わりましたら、使用するのは上の写真の部品。
スポンジの内側に入っていた部品です。
この部品には上の写真のように、空間がある形状の方向と
放射状に延びたプラスチックが付いている方向があります。
まずは放射状に延びたプラスチックを切断していきます。
改造内容と手順
切断風景です。
先ほど書きました放射状に延びたプラスチックを切断します。
最初はニッパーで切断しようと思ったのですが、先が届かなく
カッターナイフで切断することに。
写真撮影のため部品を置いた状態にしていますが、切断の際は
部品をしっかり持って、カッターナイフの先を切断する部分に当て、
グニグニと上下に押し切るようにすると切断できます。
切断した放射状の部分の写真は上の写真です。
放射状の部分はそれほど硬いものではないので、カッターナイフで
なんなく切断できました。
でも切断する際は、くれぐれも手などを切らないように気を付けてください。
放射状の部分を切った後の部品の姿は、上の写真のようになります。
この切り取った部分も、エアストーンを装着する際に使用しますので
捨てないで置いておいてください。
次の工程
次にエアストーンを用意します。
私が使用したエアストーンはこちらです。
いぶきエアストーン セラミックエアストーン 丸 直径10 #100 | |
出典:チャーム楽天市場店販売ページより |
このエアストーンは、先ほど放射状の部分を切断した部品の中に
仕込むのですが、あまり長くても仕込み元の部品自体が短いものなので収まりません。
またエアストーンからたくさんの泡を出したいとも考え、家にあった
短く大きめのエアストーン(上の写真右側:いぶきエアストーン直径18#100)を
出してきましたが、なんとなく合わせてみると大きすぎます。
ですので上記で紹介した「いぶきエアストーン丸 直径10 #100」を
使用することとしました。
エアストーンを仕込むのに用意するものは上の写真のものとなります。
- 放射状の部分を切り取った部品
- エアストーン
- エアチューブ
- 切り取った放射状の部分
- 上のフタ
上記内容のものが用意できましたら、まず、切り取った放射状の部分と
上のフタとエアストーンで長さを決めます。
上のフタに切り取った放射状の部分を差し込みます。
差し込みは実際に使用するときと同じように、完全に差し込んでください。
切り取った放射状の部分とエアストーンをつなげるのですが、
棒状のものが長すぎますので、エアストーンの長さ分、棒を切断します。
切断する長さは、放射状の部分とエアストーンを手に持って合わせた寸法で決めました。
形状が異形なので、実際にモノサシで測ることが出来ずおおよその位置で決めています。
少し余談になりますが、丸い棒状のものを切る時、私は上の写真の
塩ビ管などを切断する、パイプカッターを使用しています。
今回の棒状の部分も細いものですので、この様な工具を使用しなくても
カッターナイフなどで切断可能だと思いますが、パイプカッターを使用すると
切断面が真直ぐになりますので、丸い棒状のものを切断するときには便利です。
SK11 パイプカッター PC-32 | |
出典:DIYツールストア楽天市場店販売ページより |
余談を挟みましたが、実際に棒状のものを切断します。
パイプカッターでクルクル回しながら切っていきます。
この棒状の部分は少し円錐状になっていましたが、綺麗に着ることが出来ました。
切断した棒状の部分を測ってみると、約1.67cmありました。
スポンサーリンク
もうすぐ完成!
言葉で書くと長くなってしまいますが、そんなに長くは掛りません。
もうすぐ完成です。
さて最後はエアチューブの長さを決めます。
先にエアストーンのほうにエアチューブを挿せるところまで挿し込みます。
上部は先ほど切断した約1.67cmの棒を差し込みます。
上の写真、赤いラインより上部は上のフタに差し込みますので
このラインぐらいまでで止まるようにエアチューブの長さを決めます。
ちなみに私の作成したエアチューブの長さは、約1.72cmでした。
小数点以下は気にすることはありませんが、おおよそこの位の長さになると思います。
これで全ての部品の改造及び製作は完成しました。
あとは上の写真のように組み立てていくだけです。
SL-30Sのスポンジ上のフタに、いま製作したエアストーンの部品を挿し込みます。
そしてスポンジの内側になる部品と合わせます。
スポンジの内側になる部品と組み合わせ、下から見ると上の写真のような感じです。
通常はスポンジをはめてから下のフタを閉めますが、
写真撮影のためにまだスポンジは、はめていません。
下のフタを閉め、隙間から覗いてみるとエアストーンがなんとなく見えています。
スポンジをはめて、下から撮影した写真でもお分かり頂けると思います。
この形が私の製作した完成品です。
そしてスポンジをはめ、きちんとした完成品を撮影してみました。
スポンジの中の部品の部分を改造しているので、外からは分かりませんが
上の写真の物が完成品です。
スポンジフィルターSL-30Sを上から撮影しても、改造前と同じフォルムです。
完成後、音の検証
さて少し長くなりましたが、上記の内容にてスポンジフィルターSL-30Sの
改造が完了しました。
このページ冒頭に見ていただきました音の動画、
改造完了後の動画も撮影してみましたので、両方の音を確かめてみてください。
両方の動画とも、約10秒ほどの動画です。
改造前のスポンジフィルターの音
上の動画が改造前(純正)の音動画です。
改造後のスポンジフィルターの音
上の動画は改造後の音動画です。
泡の大きさも違えば、音も静かになっていると思いませんか。
以前にも同じスポンジフィルターを同じ方法で改造したものがありますが
この様な改造をしてもきちんと機能しています。
また水中の浮遊物やゴミなどもきっちりキャッチしてくれています。
もしLSS研究のこの形状になっているスポンジフィルターをお使いで
吐出する音が気になる!って方は、一度試してみてはいかがでしょうか。
ちなみに私はLS-20Lでもこの改造を行ってみましたが、問題なく機能しています。
アーク500水槽に関する記事
スポンサーリンク